3.プラハ および国境の山村

10月27日(木)   走行距離: 187km
次の目的地、クタナーホラに向かうが、どうせならと北側の自然公園の真ん中を突っ切る道を選んだが、猛烈な霧で景色はほとんど見えなかった。

ホチェボルシ Chotevor
休息のため車を降りて一服つけた。町としては中規模で人も多いながら歴史的建造物は無いようである。町外れに工場があるので、そのために人口が多いようである。
駐車券 30分 6czk

チャ-スラフ Caslav  
地図に名所のマークが付いている。ここも一服休憩の地ではあるが、町の中心に大きな広場がある。広場に面した教会と市庁舎は歴史を感じさせ、歩く人も何気に知性的に見える、落ち着いた感じの良い町である。
駐車券: 1時間 5czk

  

クトナー・ホラ Kutna Hora  世界遺産
昔、銀鉱山と銀細工(銀貨もここで鋳造された)で栄えた町で その町並みと聖バルバラ教会が世界遺産である。今でも銀鉱山ツアーが催され、白い作業着にヘルメット姿の観光客を見かける。
聖バルバラ教会は、さすがと感じさせたが、町並みはいまいちであった。
Kutana Hola 駐車場 60czk(1時間5コルナが相場のチェコでは破格)

    




プラハ  Praha  世界遺産
プラハ付近で泊まろうと宿を探した。プラハ市内の路上に自動車を一晩中置くのは危険との情報もあり、郊外の車庫のある宿を探す(市内でプライベートガレージを持つHOTELは超高級なところばかり)。予め、目星を付けておいたドルニ・ポツェルニツェDolni Pocerniceにある宿を探して泊まる。
ホテルは駅まで徒歩10分、Dolni Pocernice駅からプラハ・マサリク駅(中央駅より繁華街に近い)まで国鉄で20分弱(20czk=\100)である。
電車は昼は30分おき、夜は1時間おきにしかないが、予め時刻を調べておけば宿から30分で市の中心地に立てる。宿の住所はプラハ市内であるが、犯罪とは程遠い閑静な場所。
夜、プラハ市内に行ってみる。確かに人は多いが思ったほどではなく、王宮やカレル橋など歴史的建造物がライトアップされ、「幻想的」とはこのことかと感じた。帰りにピザとビールの夕食をとり、9時頃宿に帰った。

プラハ マサリク駅
この駅は無人だが、宿で切符を分けてくれる。
切符は1時間有効の切符で(1時間以内ならトラム、バスへの乗り換え可)、乗車時 駅の機械で時刻を印字してから乗車する(無いと不正乗車になる)。
車両のドアは扉にあるボタンを押して開ける(待っていても開かない)。

    
Dorni Pocernice駅

HOTEL-PENSION CESKY STATEK
Narodnich hrdinu 7, 190 12 Praha 9 - Dolni Pocernice
Tel: 281 930 126, Fax: 281 932 981
E-Mail: ceskystatek@volny.cz/
1,500コルナ(\7,500)/室 朝食つき
クレジットカード可
駅に近いところにHotel Svornostと言う別のホテルが1軒ある。
宿の位置:  50.089277, 14.578426


10月28日(金)   運転せず


カレル橋4景



定番


日本にもお馴染みのフランシスコ・ザビエル


モード雑誌の撮影?
プラハ
翌日、いよいよ本番とばかりに8時に宿を出てプラハに…。
先ずは昨日も来た、旧市街広場へ、市庁舎の壁にある有名な天文時計は修理中で幕が掛かっている。なぜか昨晩より人が多い。

ヤン・フス像 市庁舎 壁画 天文時計

カレル橋を渡ってプラハ城へ。城内は異常な人ごみであったが、王宮前広場で大統領出席の閲兵式の最中。人ごみをかき分け30分ほど見物(今日はチェコの独立記念日で休日だそうだ)。終わると礼装の兵隊さん達があちこちに散らばって記念写真など観光客へサービスしてくれる。プラハ城の入場券は何種類かあるが、私はどうしても外せない聖ヴィート教会と王宮を含むBコース券(220Kc/人)を買った。聖ヴィート教会には、アールデコの先鋒としてパリで活躍していたミューシャのステンドグラスもある(ミューシャはチェコ人で晩年は祖国チェコに戻り尽くした)。
閲兵式のセキュリティーから王宮および教会の塔(Great Tower)は閉鎖されていた。結果として知ったが、ヴィート教会もフリーパスで、切符があると祭壇の奥にある幾つかの場所へ入れるだけであった。その他の火薬塔とか黄金小路(カフカの住んでいた家もある)は、大したことはなく入場券は不要だったかもしれない。
カレル橋: 50.086471, 14.411709
観閲式 ミューシャ作 カフカの家
中国軍団のハイテンションさには負ける

他の場所を一通り見ても2時には見尽くし、3時に宿に戻った。

時間も早いので、宿の近辺を散歩。
宿の前には大きな公園があり、折からの黄葉もあってすばらしい。また町の北側に広大な草原があって遊歩道も完備されている。草原を20分ほど歩くと池と小さな森があり、そこに簡単な遊園地と喫茶店がある。チェコ人は散歩が好きで、夕方は「ぞろぞろ」と感じるほど。子供を遊ばせがてらこの森に家族連れが集まる。こどもは滑り台、親はビールと心豊かな生活をしているなと感じる。
また、実に赤ん坊が多く、どこも乳母車だらけ。少子化が危惧されているどこぞやの国とは違って、明るい未来があるように感じる。チェコは歴史的にも侵略が繰り返される激動の国であるが、現在が一番安定かつ平和な時代なのかもしれない。その安心感から皆な子供を作っているのではないか?
犬も鎖から放たれ草原を走り回っている。そのせいか、どの犬も筋肉が発達していてつやつやしている(どこぞやの国のでぶでぶの犬と大違い)。さらに20分歩くと地平線に見えていた超巨大なスーパーマーケットまで行ける。おばあちゃんだって買い物袋をぶら下げて1時間の道のりを平気で買い物に行く。
17,8歳の子も親と一緒に散歩している、日本では考えられない。ドイツ人の女の子は皆な太めである。同じような脂っこいメニューが多いのにチェコの女の子はスマートでスタイルが良い。散歩のせいかな?
遊びすぎてつい遅くなった。久しぶりに美しい夕焼けを見た。帰り道、村の北側に墓地があった。各々のお墓には花輪が捧げられ、赤いランタンが置かれている。夕暮れの中ランタンのチラチラする炎がそれは綺麗だった。市場でも花輪を良く目にした。日本のお彼岸のような日なのかも知れない。

宿の前の公園 遊歩道 中間の森 夕焼け
10月29日(土)  走行距離:183km
E65を北上ポーランドとの国境付近の山村を目指す。
高速道路のパーキングで農家が野菜や果物を直販していた。見るとこれも地元の主婦がりんごを何10個も買いに来ていた。多少見栄えは悪いが美味しいのかも知れないと5個買った。昼飯がわりに後刻食べてみたら、カリっとした歯ごたえのみずみすしさで、香りもものすごく高かった。


Mlada Boleslav
小休止。なかなか落ち着いた町である。市庁舎の壁の壁画は見事。中央の公園に面してお城のような建物がある。また、チェコ製自動車SKODAの主力工場がある。


Turnov
静かな田舎町、広場には歴史的な建物が幾つかある。

ロキトニツェ Rokytnice nad Jizerou 
旅行前はハラショフHarrachovに泊まろうと計画していたが、ハラショフはどうも一大リゾート地のようであることがこちらに来て分かった。急遽、付近の景色の良い山村は無いかと地図を見て、直感で一山南にあるロキトニツェに狙いを定めて訪問。谷間にある中心地はウラ寂れているものの、取り囲む斜面は全て牧場で黄葉/紅葉が綺麗な山村であった。

良さそうなペンションは無いか?とぐるぐる回るうちにNOVAKと言うペンションを見つけた。
住宅地の最も高いところに位置し、周りは牧草地。オーナーは人が良さそうで、値段も一泊720Kcと手頃であるので、ここに決定。
3時を回ったところであり、付近を散歩してみる。ペンションの裏手の斜面を登ったところに大きなメープルの木があり、その下にはベンチが置いてある。ここから見る村の景色は素晴らしくまるでカレンダーにあるスイスのような景色(もっともスイスには行った事が無いが)。以後我々のお気に入りの場所となり、朝な夕なに訪れた→写真
また、牧場を一周するトレールを散歩すると、鹿やリスに出会える。夕陽の当たる牧場の草原に座って妻と「晩年はこんな所に住みたいね」などと、これからの人生について色々話した。
お気に入りのベンチ 親子で散歩(右の赤い点が坊や)

 

夕食を取りに下の町に下りたが、レストランが殆ど無い。ただ1軒やっているレストランはロックなどを流したノイジーな店で敬遠。先ほどの散歩でペンションの近くにビールの看板が掛かっていた店(やはりペンションでPension ANNA)があったので、ヒョッとしたら夜は営業しているかも知れないと行ってみる。行ってみると地元の人で満席状態。呆然と立っていたら誰かが席を立ってくれた。英語、ドイツ語まるで通じなかったが何とかビールと料理を注文。チェコの突合せの定番と聞いていたクネードリキも添えられた料理はとてもおいしかった。また、我々を意識してか店のTVのチャネルを相撲ダイジェストに変えてくれた(チェコで相撲番組を見るとは思わなかった・・幕下ではあるが、隆の山が出たからかな?)
Pension NOVAK
Hotni Kout562, 512 44 Rokytnice nad Jizerou
Tel: 481 523 739
Mobile 606 208 843
720 Kr(\3,600)/Room 朝食つき
クレジットカード不可

宿の位置:  50.731501, 15.460271


10月30日(日)   走行距離:103km
この村がすっかり気に入り、もう一泊することにした。
今日は付近の同じような村を巡ることにする。何箇所か回ったが、Paseky n. Jizが良かった。また東にある Spindleruv Mlynにも行ってみたが、こちらは超高級ホテルもあるスキーリゾートでちょっと感じが違う。やはりロキトニツェが一番と2時頃村に戻り、昨日は歩かなかった別のトレイルを歩いてみる。森の中を歩く箇所も含め結構距離があり、ペンションに戻ってきた頃は暗くなっていた。
この散歩で分かったが、ロキトニツェは東と西の2ヶ所に中心があり、我々の泊まっているところは西側の集落、東側はスキー場もありもっと開けていた。

     ←今晩は、スーパーの惣菜と缶ビール
     東側集落               隣村のPaseky





1.秋のバイエルン

2.秋の南ボヘミヤ



4.ドイツ ザクセン地方

5.ドイツ ハルツ地方