中年夫婦のぶらぶらある記    2001.5.2

   栃木市 大平山

せっかくの連休なのに旅行計画無し。さりとていつもの「都内」ではさびしい。
と言うことで、ちょっぴり遠い「栃木市」にした。

行き方:
 地下鉄・千代田線の新御茶ノ水から北千住乗り継ぎで東武線で栃木駅へ
 電車賃は\1,050 、1時間50分くらいで着く(東部の快速だと速い


  巴波川から見た
   塚田歴史伝説館



   横山郷土館


   市役所別館

































     近龍寺






 HPの写真(掲載許可済)。
 これは20個だが、我々の
 食べたのは15個の皿

巴波川:
 「うずまがわ」と読む。
 町の中の普通の川で必ずしも見所と言う訳では
 ないが、物資の輸送を川に頼っていた時代の名残
 の船着場などが所々に残る。
 塚田歴史伝説館の裏手や横山郷土館あたりが
 カメラアングルとして良い。

 塚田歴史伝説館(入館料\600)
  材木商として財を成した塚田家の建物で、家具や陶器を展示してある。
 横山郷土館(入館料\500)
  明治33年、共立銀行を創設し、麻問屋でもあった横山家の建物。
  格子のはまった帳場など、当時の面影を残す。
 栃木市役所別館
  巴波川につながる堀に面して建てられている。
  堀には鯉が沢山泳いでいて綺麗。
  今も実際に窓口業務を行っており、左奥には
  観光課もある。






中央通り:
 栃木駅前はな〜んも無く、ここいらあたりが中心地で、蔵造りの家がまだ
 沢山残っている。
 町並み保存地では、やもすると民芸品やお土産を売る店ばかりになりがち
 だが、ここは店の前にタイヤを積んで「SALE!54%Off!」などと書いて
 あって、それを茶っ髪の若者が覗いているのが自然で良い。
 但し、維持が大変らしく、中には2階部分が朽ち果て1階もやばそうな店も・・

 5年に一度の「秋まつり」で人形山車が引っかからないよう電線が無い。
 川越と同じだが空がのびやかに感じる。普段気にしていないが、電線が
 こんなに景観を損ねているとは思わなかった。

  
  せんべいや        籠など竹細工や        家具や、洋品店

  
 オートバックス栃木店?  いつ崩れ落ちるか?金物や  寺内万年筆病院

 近龍寺
  「路傍の石」の山本有三の墓がある。井之頭の項で触れているが、
  三鷹に有三の住んだ家がある。
  当然 墓も吉祥寺・三鷹近辺かと思っていたが、こんな所に・・・

 栃木山車会館(入館料\500)
  5年に一度、市内を練り歩く動く芸術品といわれる山車。ここに常設
  されている。
 栃木蔵の街観光館観光案内所。パンフレットも貰える。
 栃木市郷土参考館(無料):昔の商店を公開。美術工芸品や
  資料を展示。
 あだち好古館(入館料\400)
  呉服問屋の初代が集めた浮世絵などを展示。広重の「東海道53次」
  が完全に揃っていて、珍しいとのこと。

 ギョウザ:
  すきっ腹を抱えて巴波川のほとりを歩いていると、「ホワイト餃子
  との看板。
  宇都宮がギョーザで有名なので、栃木もうまいかも知れない・・・と
  入ってみる。
  ライスが無いと言うので二人で3人前を頼んだ。
  出てきたのは稲荷寿司くらいのでっかいぎょうざが30cmはあろうかと言う
  大皿にいっぱい載ってきた(それも2皿!−注文を聞き違えたのか?)。
  これは食べきれない・・と目を白黒させながら食べたが、ぺろりだった。
  具の野菜が新鮮で味もこくがあっておいしい。これで1皿580円。
  店においてあったチラシを見たら北関東を中心に展開するチェーン店で、
  東京にも巣鴨、西新井薬師、高島平に店があるらしい。


  大平山神社


  階段


  隋心門


 六角堂
大平山:
 山頂には大平山神社があり、参道の桜とアジサイで有名。
 亡き母が「えほう参り」で良くお参りに行っていたのを想い出し季節外れ
 ではあるが寄ってみる。
 少し遠いのと車だと山の上まで行けるとの事なのでタクシーで行く(中央通り
 から山頂展望台まで\1,500)。
 大平山神社:
  天長4年(827)慈覚大師によって創建されたと言われ、家光以来 徳川歴代
  将軍の崇敬を受けた。
  山頂には3つお堂が在る。1200年も前に、こんな山の上に建てるのは大変
  だっただろう。
  このお社には例によって「黒門」「平澤」の千社札が貼ってある。
         

 随心門:
  1723年に建てられた山門。大平山さんは当時は寺院の山として栄えていた
  名残り。
 六角堂:
  聖徳太子作と言われる虚空蔵尊が奉られている。 明治の神仏分離策に
  より山頂より今の地に移った。

階段を下り終わったちょっと下に「国学院」がある。高校・大学の総合キャンパスで、ここから栃木駅までバスが出ている。