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4.ベルナーオーバーランド ギンメルワルドとミューレン
1.ヴェニス、ベローナ編へ
2.ドロミテ山塊 シウジ高原と南チロル 編へ
3.ツェルマットとそこに至るまでの田舎町 編へ
5.グリンデルワルド 編へ

| 6月30日(金)〜7月2日(土) ギンメルワルド−ミューレン |

列車の乗換駅SPIEZの駅前からトゥーン湖
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出発前の調査で地図を見たところ、ミューレンの隣にあるギンメルワルドが穴場っぽかったので、とりあえずギンメルワルドへ行く。
7月はじめ現在、ラウターブルンネンからグリュッチュアルプへのケーブルカーは保守点検中で運転休止中。バスでステッヘルベルク方面に行きケーブルでミューレンに行ける。 |
Zermatt 10:30 -> 11:51 Brig 12;18 -> 13:22 Spiez 13:42 -> 14:03 Interlaken Ost 14:20 -> 14:40 Lauterbrunnen
料金:77.6chf
Lauterbrunnen -バス 10分 3.8chf -> Stechelberg, Schilthornbahnhof -ケーブル 5分 往復15.1chf -> Gimmelwald
ケーブル駅のそばに2軒ほどB&Bがあったが、俗っぽい感じがする。斜面を見上げると上に何やら趣のある山小屋風のロッジ。
行ってみると、正に山小屋であるが、家族連れの宿泊客も結構いるみたいなので、ここに2泊することにする。
Walter's Hotel Mittaghorn
CH-3826 Gimmelwald Switzerland
Phone: +41 (0)33-855-1658

70chf/2人
夕食:15chf/人(朝10:00までに予約)
英語OK
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Walterおじいさんがくれたおみやげのワッペン

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このホテル、歩けば床はギシギシ言うし、トイレ、シャワーは共用(その上、シャワーは1フラン入れると5分お湯がでるタイプ)と、一般的には最悪の宿。
私は、若い頃、北アルプスのもっとバッチイ山小屋を渡り歩いたので全然きにしないが家内はちょっと引き気味。
しかしながら、なぜか部屋はほぼ満室(全員アメリカ人家族)。階段の踊り場の額には 宇宙飛行士のロス大佐が2002年の9月に3日間宿泊したとさえある。疑問だらけの宿である。
荷物をほどいてから、村を歩いてみる。
家は高々100軒ちょっとの小さな村で、小学校は木造、家の裏庭ではパイプを咥えたおじいちゃんが薪割りをしている。宿の裏手では中学生くらいの子供が牧草を刈っていると言った絵に描いたようなスイスの山村である。道端には可愛らしい農家の直売所(チーズ、ソーセージ、手編みの靴下など)があったりして、観光客が群がっている。
家族づれのお父さんは「こういうところのチーズはおいしいんだ」と興奮気味。観光客どうしの会話を聞いていると皆アメリカ人のようである。
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手前が村落。深い谷の向こうはユングフラウ
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直売所 |
薪割り(機械ではあるが) |
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| 小学校 |
NASAの宇宙飛行士ロス大佐の額 |
若者の宿マウンテンホステル。ドミトリーなら23chf!共用の台所もあり、楽しそう。独身時代だったら俺もここへ泊まったろう。 |
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宿の居候(宿泊客のようであるが客の世話を焼いているイギリス人)に「なぜ、こんなにアメリカ人が多いのか?」と聞いてみたら、アメリカのリック・スティーブスのガイドブック「Switzerland」に紹介されていて、アメリカ人には超人気だ とのこと。
**リック・スティーブス
アメリカでは有名な旅行評論家。自分の足で得た情報を元に書き上げた各地のガイドブックは年間50万部の売り上げを記録、彼の名を冠したスーツケース、旅番組も大人気。
逆に「あなたはなぜここを知ったのか?」と切り替えされた。
この、ガイドブックでギンメルワルドのことを
"If Heaven isn't what it's cracked up
to be, send me back to Gimmelwald.(もし天国が評判どおりの場所でなかったら、私をギンメルヴァルドに送り返して欲しい)"と表現している。
初日は到着が遅く、夕食は下のB&Bのレストランでとったが、2泊目は朝予約しておいたおかげで夕食にありつけた。
定刻の7時半に食堂にいったら宿泊客全員が同じテーブルにつくいわゆるOne
table dinnerであり、既にアメリカ人家族たち(4家族)は全員席についていた。どこに座ればよいのか戸惑っていたら、皆が空いている席を指差して「そこに座れ」と言っているようだ。内容は野菜スープとスパゲッティー、デザートにアイスクリームと質素ではあるがワインは飲み放題。アメリカ人に取り囲まれ凍っていたら、皆が気を使って何かと話しかけてくれるが英会話教室みたいで気疲れする。鼻の下にヒゲを蓄えたおじさんが
Let's go とワインを差し出す。
酒が入るにつれ、こちらも緊張が解け全員家族みたいでリラックスした。多分酒の勢いでのメチャクチャ英語だったと思うが皆ニコニコ会話してくれた。
これに先立つ4時間前、ミューレンのハイキングでクタクタになって宿に帰ってきて、とりあえず宿の前のベンチでビールを飲んで空を見上げたとき、Rickの言った言葉が理解できたような気がした。
私にとっては思いがけず穴場を見付けた感じではあるが、紹介することには躊躇した。
彼らアメリカ人どうし同胞として本当にリラックスした生活を楽しんでいる。我々は「知らずに迷いこんでしまった」状況であり、その辺を汲み取って、彼らのペースを乱さないよう極力控えめに振舞った。大人数で繰り込んで はしゃぐのは避けたい。もし、行かれるなら少人数で、静かに生活して欲しい。主人のWalter氏はおじいちゃんで耳も少々遠い。宿泊客達もビールは自分で冷蔵庫から持ってきて、おじいちゃんにお金だけ支払うなど気遣っている。
開拓の歴史から、アメリカ人にとっては今でも丸太小屋の中の干草の上に寝ることにノスタルジーを感じ、喜々としているが、我々のように三ツ星ホテル以上に慣れている方々には耐え難いと思う。そういう意味でお勧めしない。
追記(2024年3月)
ウォルターおじいちゃんは2020年元旦の夜、90才で天に召された (by リック・スティーブ)。
その後、ベルン在住で度々この地を訪れたZulanf夫妻がホテルを買取り、2024年から工事に着工し、2025年夏には新しいホテルとして開業するとの事(多分丸太小屋ではなくなる?)。
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7/1 高台に見えるミューレンまで歩いて行く。途中牛たちとたわむれながら40分で到着。帰路は20分。 |
| 花の谷 Blumental panorama trail |
ケーブルカーでAllmentdhubelへ登る(片道7.4chf)。アイガーは横から見る形にはなるものの、ユングフラウ三山は指呼の間。写真では黄色系の花が多いが、眼には赤や紫の花々も多く綺麗。
下りはゆっくり歩いても1時間半の工程。
ミューレンのCOOPでサンドイッチとジュースを求め、公園(郵便局の隣)で昼食。
午後は、マウンテンビュートレイルでグルップアルプまで行き、線路つたいに戻ってくる(電車は運転しているので電車で戻ることも可能)。
途中、りんごをかじったり、道草を食いながらではあるが、3時間ほど掛かった。
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